うちの猫様観察記
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自分が生きているというのは、逆に言えば時間の流れの中に閉じ込められている、ということなんだと思います。 そこから開放されると時間という牢は消え去り、その全てが同居していることが当たり前に感じられるはずです。時間が単なる位置に過ぎなくなったとき、現世での記憶という曖昧な機能はほとんど意味が失われるのかな、と思われます。 だから、無理に悩む必要はないと思うのです。思い出せないことより、たくさんの覚えていることの方がずっと重要ではないかな、とも思いますし。 とはいいながら、僕自身記録も記憶もすっかり失って悔しいことがあります。 故人と1日かけてドライブをしたはずなのに、その日はフィルムをけちってカメラを持って行ったのに写真を一枚も撮らなかったんです。そして、同じ場所に後日別な人と同じようなコースでドライブをしたがために、記憶がダブってしまい、本当に故人と行ったかどうかでさえ判らなくなっています。1つだけでも、しっかりと思い出せるシーンがあれば確信が持てるのに、無いのです。亡くなる前にその話をちゃんとしたこともなくて。 生まれたらすぐに頭にでも埋め込んで一生涯分の記録ができるようなデバイスがあったらいいな、と思いますが。 物よりも記録や情報を失うことの方が実は辛いのかも知れませんね。 でも、あっちに行ったらそんな悩みなんか意味を成さなくなるはずです。
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