一応付き合う猫

兄思いのやさしい子なので、一応付き合っているけれど――


　　　　　　　　　　　ｷﾀｷﾀｷﾀ！キタって！　　　　　　　　　　　…ぁ、夫のひとが起きてきた～

ラムはツバメの存在に慣れてきた


夫「銀くんラムたんオハヨー。ゴハン食べたの～？（*´〇｀）.。o」


来てる！来てるって！　　　　　　　　　　　　　　食べたけどまだ食べれるわよ～

慣れた言うか、飽きたと言うか…。

とにかくいつも、兄貴分より平常心を取り戻すのが早い


。゜・。・o゜・。゜・。・o゜・。゜・。・o。゜・。・o゜・。゜・。・o゜・。゜・。・o

ラムは以前と比べると、ツバメ達の鳴き声に対する反応も薄くなり 多少大声で鳴いてても「ああ、またあの鳥か」って顔をして、見に行くことをサボります。 一方銀は、日が暮れてからも延々とベランダを眺め続けるという執着ぶり。 毎晩そんなことをするもんだから気になって、さっき銀に付き合ってみたんですよ。 一緒にカーテンに潜って、銀の見ている暗闇に目を凝らすと… うぁ、ツバメが寝てるΣ(＝д＝；） 作りかけの巣をひたすら眺め続けるバカ猫め！と、思っていたのですが違いました。 暗くて私の目では燕尾のシルエットくらいしか見えないけど、 猫の目にはクッキリハッキリ見えているのでしょう。だてにギョロ目じゃないな。 ってか、銀の動きから察するに三日前からベランダで寝泊りしてたんだな。ド根性ツバメ。

　　
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